「幸せな生涯を送れる環境」について、改めて考えてみる
しんどい、不安、逃げ出したい…といった言葉ばかりが脳内を駆け巡っている毎日です。
しかし、現状のツラい環境から逃げ出せたとしても、次の環境が別のツラさに溢れていたら逃げ出した意味がなくなってしまう。
何故、「今がツラい」のか?
その為にも、「今がツラい」原因を理解しておかなければなりません。
そこがキチンと分かっていないと、同じ轍を踏むことになってしまいかねないですからね。
次の一手を考える前に、現状をよく把握してみましょう。
労力に対する収入が割りに合っていないと感じている
組織に属した労働の場合、収入は組織からの評価によって大きく左右されます。
大きな成果を挙げたとしても、組織の上層に対して上手くアピールすることができなければ、収入は上がりません。
成果を出せていない人でも、アピールさえ上手ければ、高評価を得て収入を上げることも出来るでしょう。
数字や見た目として成果が出てきやすい仕事をしている時は、特にアピールせずとも自動的に評価が上がっていき、そこそこの年収を得るまでに至りました。
しかし、年齢も30代に入り、普段の業務に管理職の色が強くなってきた頃から、成果が数字として出づらくなり、他人(社員や他企業)からの評価が、私の評価に直結するようになってきました。
「他人の評価」というのは、状況や相手次第で大きくブレが出てきます。
成果の着目点や、比較対象によっては、良い結果にも悪い結果にも出来てしまうのです。
世渡りが上手な人なら、上手くアピールし、着目点や比較対象をコントロールして、正当な(もしくはそれ以上の)評価を得ることも出来るでしょう。
しかし、私は、そこが致命的に下手クソだった。
私としては労力に対して、成果を十分に挙げているつもりでも、評価する人に対してアピールする事が出来なかった。
成果が目に見える技術職から、成果が目に見えづらい管理職に異動する事により、労力にたいする評価が割りに合わなくなってしまった。
もしかしたら、ずる賢い人に、責任をなすりつけられて不当な評価を被ることになっているのかもしれない。
充てる時間や体力を増やしても、評価が上がらなくなった。
管理職をしている人にとっては当たり前かもしれませんが、今、私はツラいです。
組織に属しての技術職に限界を感じている
では、技術職として生涯かけて組織労働していくのはどうなのか?
「私には無理」と判断しています。
IT技術職で40代~60代の方をほとんど見かけないこと。
見かけたとしても、年齢水準以上の収入を得ている技術職の方は殆どいないと感じていること。
年齢を重ねるごとに学習コストが高くなっていくであろうということ。
昨今、技術業務がとんでもない速度で、オフショアなどの海外に奪われていること。
組織としては当然これから安価なオフショアを選択するようになるであろうということ。
以上のことから、組織に属してIT技術職として働き続ける、という選択肢には、あまり良い未来が待っているとは思えません。
個人での技術による労働であれば、まだ道はあるかもしれない、とは思います。
自分で企画し、自分で製作し、自分で世に広め、収益を得る…という事です。
組織に属している限り、このような身勝手な動きはする事ができません。
できる企業もあるのでしょうが、そのような自由さを包容できる企業に就職できる保証など、どこにもありません。
評価されづらい管理職として耐えながら生きるか。
技術職として、徐々に生きづらくなる道に必死で齧りついていくか。
組織から外れ、自己プロダクトで当たるか反るかに賭けるか。
選択肢は少ないように思います。
組織や他人の都合に振り回されるのが嫌だ
企業なら、利益を追い求めることは当たり前のこと。
その結果、自分とは関係のない所で起こったことに、自分の仕事が調整される事もあります。
人が足りないから、売上が足りないから、経費削減するから…。
部署異動してくれ、ヘルプに入ってくれ、人を減らしてくれ…。
仕事を遂行する為に、計画して準備して体制を整えたとしても、鶴の一声で全てが瓦解する。
健全に進めることが出来ていた業務が、「都合」によって不健全になっていく。
実際やってみるとなんとか出来てしまう。しかし、実態は非常に不健康。
肉体的精神的負担が増大し、リスク対策が不十分になり、業務遂行だけで手一杯で次の一手が打てなくなる。
「このような事があるので無理です」と訴えても「必要だからやってくれ」「なんとかなるんじゃないの?」で一蹴。
実際にリスクが現実になってしまった時は「キチンと管理していないからだ」。
多分、私の立ち回り方が下手クソなんでしょうね。 才能がないのだと思います。
誰かの都合で振りまわされた挙句に、良い結果が得られないのは、本当にツライです。
多分まだ他にもあるのですが…
大きくはこの3つでしょう。
この3つの原因をよくよく理解した上で、セミリタイア後の生活で、同じような辛さを味わうことが無いよう、「幸せな生涯を送れる環境」について、改めて考えてみたいと思います。